ジム・トンプソンの4プライ(厚手)生地を使ったオーダーメードのイブニングドレス

商品紹介 および ギャラリー – オーダーメード に、昨年末12月29日に発注し、1月22日に届いたイブニングドレスを掲載しました。一般的にはドレスは1プライまたは2プライの生地で作られます。今回のご注文は厚手ということで調べたら、ジム・トンプソンは厚手の生地 THAI SILK IV (4プライ) だけで60色を揃えていました。PC 画像とかジム・トンプソンのホームページを見ても、色は完全には認識できませんので、次のご注文を容易とするため今回取引店2よりジム・トンプソンの各種のシルク生地見本を約100枚送ってもらいました。

多数の仕立て屋が並ぶバンコックのスクムビット通り

バンコックの中心部に東西に延びるスクムビット通りは、いつも夜遅くまで賑わっています。通りの上には BTS (高架鉄道) スクムビット線が走り、歩道上にはぎっしりと夜店がならび、土産物など様々な品を売っています。この通りのナナ (Nana) 駅からプロンポン (Phrom Phong) 駅あたり、および少し横道に入った所には、多くの紳士服やドレス等の仕立て屋がが並んでいます。日本に留学したことのある経営者が長期出張とか駐在の日本人向けの店をやっていたり、北ヨーロッパの航空会社のスチュアーデスがコートを発注するので賑わっている店もあります。ハリウッド映画の撮影に使われる衣装を作っていることを誇りにしている店もあります。「紳士服、ジャケット、ワイシャツ2枚とズボン2本一式で xxxドル」という看板が多く見られます。またワイシャツを専門にしている店もあれば、紳士服と婦人服の両方を作る店もあります。

取引店1は、現在大きく拡張工事中のショッピングモールに店を構えていますが、本社は別にあり、縫製ライン3本で50人規模の会社です。イブニングドレスとお出かけ用お子様ドレスを主たる業務にしており、製品の半分はヨーロッパなどに輸出しているようです。この会社は、当ホームページ用に最新製品の写真を送ってくれます。

取引店2は、バンコック駐在の人には丁寧な縫製で知られた婦人服の仕立て屋で、ドイツなどヨーロッパ人の乗連客も多いようです。当ホームページ ジャケット等 に掲載している刺繍のジャケットは、この店が契約した熟練縫製職人による時間をかけた製品です。日本ではなかなか入手できないもので、ジムトンプソンの絹とオーガンジーの光沢が絶妙です。

 

 

 

ギャラリー頁にドレスの材質と価格表を掲載

ギャラリー - イブニングドレス と ギャラリー – ドレス の頁を少し見直し、材質と現時点での価格を表にしました。材質については取引店1の表示を英文で、一部について「材質」欄に日本語表示を加えました。今後情報が入れば、より詳しく表示できると思われます。価格は現時点でのもので、外国為替相場が大きく動くと変更することがあります。今月届いた新作ドレスは、25,000円から 39,000円 の範囲となりました。イタリアン・シルクの製品が新素材のものと、そう変わらぬ価格設定になっています。イブニングドレスは 55,000円 からあります。表示の無い部分については、お問い合わせいただければ、メーカーに照会し数日中にお答えするつもりです。

イブニングドレス見本2点が到着しました

見本として発注しておりました PS-L002 と PS-L003 が届きました。PS-L003 は想像した通りでした。PS-L002 は写真で見るより質感もあり光沢も素晴らしいものです。しかし光沢の具合を写真に撮るのは難しく、日光の当たる所で取ると銀色に光った状態になるので、現時点ではメーカーより送られてきた写真のみを掲載しています。

シルクジャケットとシルクコートを掲載 ジム・トンプソンのシルクの良さを最大限に発揮した作品です

取引店2に発注していたシルクジャケット3着とシルクコート1着が届き写真の処理が終わりましたのでホームページに掲載します。ジム・トンプソンのシルク生地の模様を透明生地オルガンザに精緻なミシン刺繍で配置しています。

 

玄関ドア一式を輸入した話

昔話が続いて恐縮ですが、15年ほど前に玄関ドア一式をバンコックで買い求めた話です。バンコックで5-6番目に有名な寺院にワット・サケット(Wat Sraket)があります。BTS(高架鉄道)ナショナルスタジアム駅からタクシーで西に10分ほどの所にあり、金色の塔が丘の上に建っています。その寺の西に南北に延びるボリパート通り(Boripat Road)に建築材料などの店や作業場が並んでいます。たまたま大きなドア専門店があったので中を見させてもらい、気にいったので、次に行ったときにチーク材で飾りガラスの入った玄関ドアとドアフレーム、ドアと同デザインの天窓を発注しました。当時では、輸送費と通関費用などを含めても、国産の少し上等のドアと同じくらいだったかと記憶しています。ドアの品質は高く、今も全く狂いは生じていません。しかしバンコックに行ってドアを買った人は他に聞いたことがありません。(笑)